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いつの間にやら
部屋の中に入ってきてたとんぼちゃん
私は5歳…
こんな虫なんて
平気で捕まえられるわ…
そう自分に魔法を賭けながら
そーっと両手で包み込む
そして左手の人差し指を
ゆっくり伸ばし
とんぼに掴まらせた
ふぅ…
とんぼも私もため息
よっぽど私の指が気に入ったのか
いっこうに飛んでいかない
頭いじったり、じーっと見つめられたり
こいつの眼には私が何人見えるのかしら?
空に指を突き出して
風に乗せてみる
4枚の羽がそれぞれに震える
「ほら!今よ!」
と言わんばかりに
手を振ってみた
まだまだ離陸準備中らしい
私もそろそろ飽きてきた
5歳の女の子にしては
頑張った方じゃない?(笑)
今度は
「じゃーまたね!」
と言ってみる
するととんぼはひゅーっと
緑色の風に乗って
青い空へ消えていき…
私の魔法も一緒に解けた
子どもの頃に戻ってみるのも
なかなかいいもんだね…
部屋の中に入ってきてたとんぼちゃん
私は5歳…
こんな虫なんて
平気で捕まえられるわ…
そう自分に魔法を賭けながら
そーっと両手で包み込む
そして左手の人差し指を
ゆっくり伸ばし
とんぼに掴まらせた
ふぅ…
とんぼも私もため息
よっぽど私の指が気に入ったのか
いっこうに飛んでいかない
頭いじったり、じーっと見つめられたり
こいつの眼には私が何人見えるのかしら?
空に指を突き出して
風に乗せてみる
4枚の羽がそれぞれに震える
「ほら!今よ!」
と言わんばかりに
手を振ってみた
まだまだ離陸準備中らしい
私もそろそろ飽きてきた
5歳の女の子にしては
頑張った方じゃない?(笑)
今度は
「じゃーまたね!」
と言ってみる
するととんぼはひゅーっと
緑色の風に乗って
青い空へ消えていき…
私の魔法も一緒に解けた
子どもの頃に戻ってみるのも
なかなかいいもんだね…
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これ、うちのオヤジさん(笑)
ちょっと早めの父の日をと
近所のスーパーへお買い物
最近このお年頃のこのじぃ~さんも
見た目の年を気にするようになった
今日も久しぶり会った人に
「あんた年取ったなぁ~」
と言われたらしく
行く前からちょっとヘコミ気味…
そう言われるとね
こっちも”なんとかしてやんなきゃ!”と
娘っこと二人であっちこっち
「これは?」
「こんな子供みたいなのは着れん!」
「じゃ、これは?」
「色が・・」
「柄が・・」
「形が・・」
「んーなんか好かん!」
なかなかやね、じぃ~さん
ふと、目についたハンチング
帽子の好きなあヤツに似合うかも・・
あらまぁ~
かぶせてみたらじじにも衣装
ついでにサングラスもつけちゃえ!
(なんかあやしくなったけど・・)
でもこれが本人もたいそう気に入ったらしく
それからはなに持ってきても
「おっ!」 ・・・
最後にはにっこにこで
お店を出てまいりました
めでたし、めでたし
よかったなぁ~おとうさん
今日は母の日
子ども達は部活だの学校だのと忙しく過ごし
母という自覚が全くない私は
自分の母への「ありがとう」言葉も
照れくさくてうまく伝えられないまま
いつもと変わらないようにと
忘れたふりして日曜日を過ごしていた
そして夕方になり
そろそろ晩御飯の支度しなきゃなと思っていたところ
「ピンポーン♪」
娘が出てほどなくして戻ってきた
「これ…」と小さな花束
あ…来たか…
でも照れくさくて嬉しい顔も出来ないんだよね、あたし…
と思ってたら
「アイツから…だって」
「ぇ?」
なんと娘の彼氏からのプレゼント
やるな?おぬし…と心でニヤリとしながらも
まじ嬉しかった♪
ありがとね。
子ども達は部活だの学校だのと忙しく過ごし
母という自覚が全くない私は
自分の母への「ありがとう」言葉も
照れくさくてうまく伝えられないまま
いつもと変わらないようにと
忘れたふりして日曜日を過ごしていた
そして夕方になり
そろそろ晩御飯の支度しなきゃなと思っていたところ
「ピンポーン♪」
娘が出てほどなくして戻ってきた
「これ…」と小さな花束
あ…来たか…
でも照れくさくて嬉しい顔も出来ないんだよね、あたし…
と思ってたら
「アイツから…だって」
「ぇ?」
なんと娘の彼氏からのプレゼント
やるな?おぬし…と心でニヤリとしながらも
まじ嬉しかった♪
ありがとね。